アメリカの矛盾 2011 1 29
世界の民主化の動きに対して一番怯えている国は、
中国ではなく、アメリカだと思います。
実は、意外にも、アメリカは、
独裁国家や強権国家が好きです。
それは、民主化して選挙を実施した結果、
必ずしも親米政権ができるとは限らないからです。
それならば、親米の独裁政権が続いた方がよいと考えるのです。
こうしたアメリカの行動原理は、
歴史的に、証拠があります。
数十年前、アメリカは、「日本叩き」を熱心に行っていました。
その結果、アジア最大の民主主義国である日本は傾きました。
さて、東アジア最大の民主主義国が弱体化すると、どうなるか。
それは、歴史家が書くまでもなく、誰でもわかることです。
意外かもしれませんが、
アメリカは、民主主義国を嫌いで、独裁国家の方が好きです。
正確に書けば、アメリカは、親米の独裁国家の方が好きです。
世界の民主化の動きを止めている国は、中国ではなく、アメリカです。
それは、民主化して選挙を実施した結果、
必ずしも親米政権ができるとは限らないからです。
世界の民主化の動きから取り残されるのは、アメリカだと思います。